旅をすることは、失敗すること。失敗することは、成長すること。

昨年末に韓国ソウルに一人旅をして、たくさん失敗をしました。
 
まずは、土曜日の早朝にカフェに行って美味しいコーヒーを飲もうと思ったのですが、土曜日はそんなに早くカフェは空いていませんでした。
駅前の飲食店やカフェがたくさん集まっている辺りをウロウロと歩いてみたのですが、早朝から開いているお店はなく、仕方なくまたホテル付近まで戻り、一軒のラーメン屋さんにやっとたどり着くくとができました。
その日のソウルの朝の気温は-11℃!凍えるような寒さでした!
 
休日のカフェは早朝は空いてないということを学んだので、翌日の日曜日はお店の開店時間を念入りに調べておきました。
 
そしてまたある日、ガイドブックに眺望がよさそうなカフェが掲載されていたので、行ってみることにしました。
周りに目標物はなく、駅からは1㎞もなさそうだったので、ガイドブックの地図に従って歩いたものの、歩けども歩けども見つからず。
通りがかりのお店や地元の人に聞くと、スマホで検索して方向は教えてくれるのですが、実際の道を辿ってみると民家しかなかったり…
 
それでもあきらめないで、ガイドブックにあるお店から見える景色を手がかりに歩くこと2時間、とうとう根性でたどり着きました!
その時の嬉しさと言ったら、仕事での成果を褒められた時の10倍以上は優にあったと思います。
 
たった15分程度の道のりだったのに、2時間もかかるとは・・・
(根本的に、スマホの地図がうまく読めないのがいけないのでしょうけれど)
 
こんな困難がありつつも、韓国で失敗して本当に良かったと思っています。
 
東京の日常は、いつも通りに出勤し、いつもどおりに仕事をこなし、特段失敗も無いかわりに感動も発見ない毎日です。
 
でも、韓国での日々は、失敗→発見→試行錯誤→困難の克服・達成→成長→満足感
の連続でした。
 
満足感は困難の克服や、やり遂げたという達成感がないと生まれないし、困難の克服も試行錯誤を重ねなければできません。
言い過ぎかもしれないけれど、失敗の無いところには成長も満足もないんです。
 
そのことを韓国に一人旅をして学びました。
 
本当なら、学校や職場で、失敗から困難を克服する喜びが味わえたら一番いいのでしょうけれど、余裕のない現状では、なかなか失敗は許容されていません。
だから、若い人ほど旅に出て、たくさん失敗をして、自分で正解を見つける喜びを感じてほしいです。
 
たった一杯のラーメンでこんなことを感じられるって、旅はやっぱり最高ですね。