コロナで失った ハレの日

 

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今日は立川に買い物に行ってきました。

 

緊急事態宣言明けの6月、立川駅で人込みを見るのはすごく怖かったのですが、

今日は人が買い物をしたりレストランで食事をしている風景を見るとなぜか心がうきうきし、休日に外出する嬉しさを感じました。

 

古くから日本には「ハレ」と「ケ」という考え方があり、

日常生活は「ケ」

お祭りや冠婚葬祭などは「ハレ」

と呼ばれて区別されていました。

現代で言えば、ハレの日は旅行、ショッピング、デート、イベント日などになるのでしょうが、 新型コロナの感染拡大によって、圧倒的にハレの日が減ってしまいました。

 

もちろん、インターネットでの買い物やオンラインでのライブなども楽しめるのですが、家でのライブ視聴では服を新調することもなく、開演前のドキドキ感もないので、オンラインで何でもできるがゆえに、ハレの日だったものが、ケの日に格下げされてしまいました。

 

私たちは、ハレの日があるから仕事や勉強を頑張ることができるのであって、

ただただ平坦な日常が続くだけでは、生きがいを失ってしまいます。

 

東京都の都外への移動が緩和されることをきっかけに、

感染防止を厳重にすること自体は変わらないけれど、もっとショッピングに行ったり、

大声を出さないリアルなイベントに参加したりして、生活のハリを取り戻していきたいと思います。

 

少しづつ、心がしぼんでしまわないようにケアしてあげたいです。